美容は何より「予防」が大切
最近予防医学という言葉をよく耳にする機会があります。病気にかからないようにするために予防する医学のことで、病気になってから治療をするのではなく、病気として発見される以前の段階で予防し、病気になりにくい身体作りをすること。病気になってから治療することはリスクも伴いますし、手遅れになってしまうこともあるでしょう。医療費の増大も叫ばれる世の中で、いかに健康寿命を伸ばすか、心身ともに充実した生活を送ることができるかは「予防」に力を注ぐことと深く関係してきます。
美容においても「予防」はかなり大切なことなのですが、健康と同じで「今」問題なければその大切さや有難さになかなか目が向きません。特に若い頃であればエイジングサインは自分のこととは無関係に思え、年齢を重ねても何の根拠もなく「私は大丈夫」と思いがち。シミ、シワ、たるみ、くすみ。それらはその人が今歩んでいる日常の蓄積と予防次第で変化する。そういった意識を美容に関しては特にもっていたほうがいいでしょう。
例えばシミなどは紫外線を浴びることで肌の内側に蓄積されるものですし、シワも乾燥を放置しておくことで肌が弾力と水分を失い元に戻らなくなります。5年後、10年後、30年後の肌は「今」の積み重ねで作られる。今確かなケアをしておくことで、未然に予防できることが美容には多くあり、それが確かに目に見えるものとして現実になるのです。
不規則な生活習慣、乱れた食生活、睡眠不足。そういったことも積み重ねることで肌トラブルや乾燥、エイジングは進んでいきます。若い頃であればどんな生活をしてもある程度は回復力があり、歳相応に見られますが、エイジング世代になった時その差ははっきりとするでしょう。そうなってからあらゆるスキンケアを行ってもそこには限界があるのです。なぜならば、長年の蓄積とお手入れ不足、予防ができていなかったから。予防できなかった時間以上の時間をかけても、年齢とともに衰えた肌機能は回復するのに時間がかかるでしょう。
将来のことを考えても仕方ない。今を楽しく生きようという!ということはとても大切なのですが、ちょっとでも予防美容を頭の片隅に置いておくことで、しみ、しわ、たるみ、白髪などに先手を打って、若々しい生き方を手に入れてください。
まずは自分の肌をしっかりチェックすること。お肌の曲がり角にさしかかってくると、急にこれまで使っていたスキンケア用品があわなくなった、物足りなくなったなどの変化を感じてきます。皮脂量も低下してきますし、肌の内側のコラーゲン量もおのずと減ってきますのでたるみが生じます。そんな時はエイジングケア商品へシフトしたり、ポイントケア用のクリームや美容液アイテムを追加する。また生活習慣全般を見直すことも大切です。毎日の積み重ねで将来のあなたの肌の美しさは決まります。今からでも予防できることははじめてみてください。
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